HMRSのヘタレ趣味の部屋
ラジコン GP編 GPに7.2V仕様のサーボを使う。
これまでのEPからGPを始めたHMRSなのですが、RRRを導入するにあたってのビンボー人であるがための悩みがありました。
HMRSは、6年ほど前からKOのミドルクラスのプロポを使用しています。EX-11というやつですね。
KOはFMプロポのミドルクラスをやめてしまったらしく、現在このクラスのプロポは販売していませんが、
HMRSはこのプロポを利用していて不便を感じたことは一度もなく、ノーコンの経験もありません。
問題はサーボです。EPのパワーソースはスピードコントローラー(スピコン)というものですが、
昔のKOのスピコン(VFS2000)には7.2V仕様のサーボをつなぐための青いコードが付いていて、同じくKO製の7.2V仕様のサーボが使用できます。
7.2Vサーボの利点としては、同じクラスのサーボと比較してパワー、トルクが若干あがるということでしょうか、
要は同じ値段でも性能が上がるということで、EP屋のHMRSは7.2V使用のサーボを愛用しておりました。
RRRを導入するにあたり、S3で使用していたサーボをRRRに流用したのですが、
やはりS3も動かしたくなったHMRSはGPで使用できるサーボ(6.0V仕様)のストックがありません。
あるのはSANWAのSX-101ZやらFUTABAのFP-S148などのローエンドサーボばかり。多分大丈夫だろうけどちょっと考えてしまいますよね。
新品を導入する資力もないビンボー人であるHMRSはある実験をしてみることにしました。
実験というほどでもありませんが、その方法とは。
簡単です。7.2Vの電源コード(青)を6.0V電源コード(赤)につないでしまう。ただそれだけの話。
注意! これをすると、故障した場合保証等が受けられないと思います。自己責任ということで・・・。
まず赤いコードにカッターにて縦と横の切れ目を入れ(浅く。特に横の切れ目は中の線を切ってしまわないように)
ピンセットなどで慎重に引き剥がします。
青いコードは、赤いコードの切れ目より若干長めにカットし、先端を剥がします。
剥がした部分にペーストを塗ってハンダを流します。予備ハンダ、ハンダメッキというものですね。
最後にまたペーストを塗って本付けします。どうもハンダ付けが苦手という方はたぶんハンダメッキをしていないか、
または不完全なのだと思います。たとえヤニ入りハンダを使用していても付ける場所には必ずペーストを塗ってくださいね。
ペーストを塗ると、溶けたペーストが線の間に浸透し、それをハンダが追いかけるため線全体に行き渡ります。
これをしないとうまくつかなかったり、たとえ付いてもすぐ剥がれてしまいます。
ハンダが流れた線は、流した部分が固くなりますのでそれで確認できます。
また、半田ごてはワット数の大きいものを使用すると楽にハンダ付けができます。
ワット数の大きいものはハンダを一瞬で融点まで加熱できるので手早くハンダ付けを行うことができます。
ちなみにHMRSは100Wのものを利用していて、鉄道模型やEPの配線、バッテリーのハンダ付けなどに利用しています。
ただしつける部分に長時間あてないこと。長時間あてているとコードのナイロンが溶けたり、
EPのスピコンであれば他の部分を熱で破損します。
問題なく動きました。性能的にもそれほど変わらないようです。おそらくパワー、
トルクともに若干性能が落ちていると思いますが、HMRSの運転技術のレベルでは全く気になりません。