HMRSのヘタレ趣味の部屋
鉄道模型編 On ミルウォーキーガソリン機関車
酒井の5tを組み始めようと画策している頃、なにか牽かせる物はないかとネットで検索していたところ。
変なものを発見してしまいました。
なんとミルウォーキーの機関車です。
いてもたってもいられず、即座に導入してしまいました。
ニュージーランドの THE MODEL COMPANY というところの製品で、Onゲージ、酒井君と一緒に働くことができそうです。
じつはこのミルウォーキー、父親が勤務していた福島臨海鉄道の前身である磐城海岸軌道で使用していた物に酷似しています。
おやけこういち さんが書いた、小名浜・鉄道往来記(おやけこういち さんの自費出版かな?)の表紙を飾っている機関車です。
裏表紙には図面まで載っています。
ホワイトメタルと若干のロストパーツで構成されています。
低温半田で組み立てようか?と思いましたがなにせ田舎なもので低温半田が手に入りません。
耐衝撃ハイスピードなる瞬間接着剤を発見したのでそれで組んでみましょうか。
キットをしげしげと眺めていると、本の写真との違いがだんだん目につくようになってきました・・・・
せっかくのミルウォーキー、これはやはり磐城海岸軌道仕様にするしかないか?
ということで、予定する改造点をまとめてみます。
1/48スケールでレール幅16.5mmということは実寸で792mm、だいたい2フィート6インチということは軌間は日本の軽便標準ということになります。
このモデルは製作中の酒井と比較すると一回り大きい感じがします。West Side Lumber の軌間は3フィート。
忠実に再現されているとすれば6インチ幅広ということになります。6インチ=15cm 1/48で3mmなので、台車幅を3mm狭くすればいいことになります。
このモデルでは台車よりキャブが狭くなっていますが磐城海岸軌道のものはキャブが台車より幅広なので帳尻が合うようです。
モデルとの大きな違いはキャブの形状。モデルのフロント窓の形状は長方形ですが、写真は窓の下がボンネットの形状に合わせて下がっています。
アメリカオリジナルの写真を見ても後者と同じですので West Side のものは改造または特注品?ということでしょうか。
また、モデルはキャブ背面がクローズタイプですが、磐城海岸のものはオープンタイプで寒い時にはオイルスキンの垂れ幕を下ろしたのでしょう。
ということはキャブは作り直し、ということは逆転機などのレバーも作らねばならぬ ということですか!!
いいでしょう。やってみましょう。これで自分の技術も一皮向けるでしょう。
ということで、とりあえず平機関区さんから教えていただいたOゲージの稲見鉄道模型製作所さんからキャブの床に使う菱目エッチング板と、
電気機関車用の小型ヘッドライトを調達。
はたしてうまく完成させることができるのか!?。