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HMRSのヘタレ趣味の部屋

鉄道編 筑波鉄道のディーセルカー 1981年頃

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筑波鉄道のディーセルカー 1981年頃

筑波にはキハ41500系がいる!

どうやら筑波鉄道には小名浜臨港のキハ103(国鉄キハ41500系)と同じディーゼルカーがいるらしい!
こんな話をキャッチしたHMRSは、筑波鉄道に出かけることにしました。

キハ821

車で岩瀬駅へ

当時のことはあまり記憶になく、岩瀬駅から筑波鉄道の列車に乗り土浦へ移動。したと思うのですが、 帰りにも乗車した記憶がまったくありません。気道車のガタガタという乗り心地の悪さに閉口した覚えがあるので、 とにかく乗車したことだけは確かなようです。
右の写真もどこの駅かの記憶がありません、(岩瀬駅?ご存知の方は教えてください)発車前か交換待ちのキハ821です。

キハ462

真鍋機関区へ

真鍋機関区への道程も記憶がありません。
とにかくここへたどり着いたHMRSは職員さんに許可を得て構内へ。(古きよき時代!)
  いましたいました、キハ41500系 ご当地ナンバー キハ462です。 鉄道史資料保存会発行の 気動車明細図キハ41500、42500系 によりますと、このキハ462は 昭和9年1月 川崎車両製。 キハ41056(S32.キハ04 8)として生まれ長野方面で活躍、昭和32年12月廃車、遠州鉄道キハ802から昭和42年には北陸鉄道キハ462?となり、 昭和54年に筑波鉄道キハ462となったそうな。着任2〜3年目ぐらいの姿ということですね。

3台の気動車

気動車3両

左からキハ541、キハ821、キハ761。
キハ541は前部にバケットがついていてHMRS好みの気動車です。もっと写真を撮っておけばよかった。他の2両は当時はどこにでもいた?  とHMRSは認識したため写真はこれだけです。"筑波鉄道" とググると詳しいページがたくさんあるので詳細はそちらにお任せしましょう。

キハ461その1

もう一両来た!

すると土浦駅方面から列車がやってきました。仕事を終えて機関区に戻ってきた列車です。
またいた! 真ん中にもう一両の41500がいるではありませんか!

キハ462その2

何という幸運!

写真を撮りたいのですがまだエンジンがかかっており安易に近づくことができません。
すると機関区の職員さんがやってきて41500の前の車両を切り離そうとしています。前の一両(興味が無いので形式を調べようともしない) は単行で次の仕事に向かうらしく、切り離しと同時に土浦方面に戻って行きました。
残った2両は側線へ移動しエンジンが切られます。しばしの休息。やった! 好きなだけ写真が撮れるぞ!

キハ461前面

キハ461

キハ461
この子は同じく 気道車明細図 によりますと、昭和8年3月、確かにお兄さんですね。新潟鐵工所製キハ41034(S32.キハ046)として生まれ、 キハ462と同じく長野方面で活躍した後、同時期に廃車となり昭和33年、遠州鉄道キハ801から昭和42年、北陸鉄道キハ5211 (もしかするとキハ462は北陸鉄道ではキハ5212かな?)となり、昭和47年、一旦関東鉄道のキハ461という籍を得てから昭和54年に筑波鉄道に赴任したそうな。 兄弟とも同じような経歴のようです。
子供のころのうっすらとした記憶と重なるこの顔! HMRSにとっては涙が出るほどの再開でした。

この古臭さがたまらない。好きな鉄道車両第1位です。

DD551のキャブ正面

TR26台車

キハ461の台車です。
この古めかしい台車もこの気道車の魅力であります。これはTR26という台車で、コロ軸形式というらしいです。見るからに乗り心地悪そう。 このほかに同じようなものでTR29台車というのがありまして、これはキハ42500形式、キハ07というヤツですね、 20m級の気道車の台車に利用されたもので少し軸距が長いものです。
このほかにも写真はあるのですが模型作成用の資料のようなものであまり面白くありません。割愛します。

筑波鉄道DC202

イチオシ!

これを書く前にHMRSは筑波鉄道に関していろいろググッてみたのですがなぜかこの車両の情報がありません。 もしかして珍種? というDC202機関車です。
ここで有名なDD501には会うことができませんでしたが、こんなヤツに出会っていたとは。
これはC型のロッド式機関車で、形式名からすると20t機関車、入れ替え用ですね。 貨車を引いている姿にちょっと不安も感じるのですが社章は間違いなく筑波鉄道のもの。
ご存知の方がいらっしゃいましたら情報をお寄せください。

気づいたこと

製造プレート

前項にて紹介したTR26台車の写真ですが。
いかにもキハ461のものという感じですね。しかし写真をよく見ると、道床の状態とかが機関庫前のもののようです。
とすればこれはキハ462のものか? 実は気になることがありまして、高橋俊彦のお時間拝借さんのページを見るとキハ461は川崎車両製という情報があり、 HMRSが参考とする 気道車明細図 の記述とは全く逆、このTR26の写真には製造プレートが写っておりましてその拡大写真が右のもの。 新潟鐵工所 昭和8年!
これがキハ462であれば 気道車明細図 の記述は逆ということですね。するとキハ462は実はお兄さんだったということになります。
しかしHMRSの持つ資料は気道車明細図しかありませんのであえてこのままにすることとします。

最後に

この鉄道も昭和62年には廃止となってしまいました。
当時鉄道模型に重きを置いていた私は車両ばかりに目が行ってしまい、鉄道風景を撮影する術を知りませんでした。 今思うともっと時間を割いて在りし日の風景を残せばよかったのに・・。
幸いこの路線跡はほとんどが自転車専用道として整備され、ホームなども残っているとのこと、時間があれば是非訪れてみたい場所です。
大好きなキハ461もしばらくつくばにある公園に保存され、今は大宮にある? とのことです。いつの日か会いに行こうと思います。

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