HMRSのヘタレ趣味の部屋
ラジコン GP編 VOne-SV
忘れもしない2006年の春頃。最近GPに転向し、疎遠となっているMA氏に何の用事だったか電話をしたところ。
「GPマシンを譲ってくれるという人がいるのだけどどう?」
と持ちかけられた。たしかにGPは楽しそうだしやってみたい。実車に迫るあのメカニカルな魅力と爆音。
譲ってもらえるなら。と、気軽に返事。HMRS内にやってきたのは VOne-S というマシンでありました。
さてそのマシンは、走行に必要なものは一通り揃っており、説明書もありますねえ。
どうやら乗っているエンジンはGS-15というものらしい。どんな走りをするのかな?
説明書に目を通し、走行に必要な調整項目をチェック。
プロポの電源を入れてエンコンサーボを動かします。
自分のものとしてはじめて触れる模型エンジンのキャブの動きに感動!
フィールドを元気に走り抜ける姿を思い浮かべながらそこらをいじりまわす楽しい時間が過ぎていきます。
そしてHMRSはいよいよこのマシンを エクセレントサーキット に持ち込んだわけですが、
いきなりサーキットのオーナーのダメだしの洗礼をうけます。
このマシンは現行の二世代前のマシンであること。部品はまだあるものの、
特にスパーが脆弱でなめやすいこと。等など・・・・・・・・
HMRSはかなりのダメージを受けながらも、とにかく一度は走らせねば!古いやつでもきっとよく走ってくれるはず!
と自分を慰め、走行準備に入ろうとしたとき。
これを使ってみますか? とオーナーが一台のマシンを差し出してくれました。
結局VOne-Sに火が入ることはありませんでした・・・。
オーナーが出してくれたマシンは VOne-SV。京商のSクラス最新のモデルです。
早速 S の受信機をおろし新マシンに組み込み、リンケージ調整をします。
燃料をいれリコイルスタータを引くとエンジンが目覚め、スロットルを握ると軽快に吹け上がります。
おお!この快感!まさに感動の連続!
マシンを地面に置きスロットルON!車は勢いよく走り出し2速にシフトアップ、速度を上げていきます。 コーナー前でスロットルを緩め、回頭はじめと同時にEPと同様にがばっとスロットルON!ややや!曲がりません! マシンは横にスライドして行ったかと思うとコースの縁にガッシャッと張り付きます。 開けすぎですよ。 とオーナー。むむこれは早く慣れないと・・・。
スタックしながらも、慣れるごとに少しずつ早く走れるようになります。いやはやこれは楽しい! オーナーがこの車を譲ってくれるとのこと。2つ返事で譲っていただきました。
こうしてHMRSのメンバー入りした VOne-SV この後HMRSはこの悪夢の虜となっていくのです。
それからHMRSは情報収集に走り出します。とりあえず京商のHPから説明書をダウンロードし、 ついでに上位モデルであるVOne-RRRの説明書もダウンロードしました。
2者を見比べたところ、ほとんどの部品が共有できることを知り、また、ギヤ比の確認をしていたところ、
VOne-RRRの前輪の比率が若干高いことも分かりました。なぜ?
後日、MA氏に聞いてみたところタイヤがスポンジのときはミドルのスパーを23Tにするとのこと。
前輪スポンジタイヤは走行前に若干削るそうな・・。なるほど。
してみるとどうせタイヤはスポンジを使うし、足周りはRRRと同様にすればいいのね。との結論に至り、
さっそくプーリーセットを導入したのでありました。
前述のいきさつからかMA氏はいろいろと気を使ってくれます。
ボディー3枚と余っているパーツなどもいただきました。この世界に到達したのはMA氏のおかげ、
感謝はすれども恨んだりはしていませんよ! ありがとう! MA氏!
マシンは快調、運転技術はイマイチ、否、イマニ ぐらいですが少しずつスピードにも慣れ、
他の皆様にそれほど迷惑をかけずに走れるようになったころです。
HMRSはあることに気づきます。
他の車に比べて2速クラッチのつながりが早い気がするぞ?
そこでHMRSは2速クラッチ調整に精を出します。
まずクラッチのねじの締め具合を説明書の標準位置に戻し走行。つながりが早いので15分締める。
だいぶ締めこんだのですがあまり変わらない気がします。なぜ?
まず <EXPLODED VIEW> のパーツ番号のチェック。FM360 2速クラッチシューセット これはRRRとも共通です。
しかしよくよく見てみると! VSW030-01 2スピードクラッチスプリング(ソフト/GS15用)
なるほどバネがやわいのね。ということはSVをキットで買うと2種類はいっているということか?
早速FM360を導入。バネの色が違います。(SVは金、RRRは黒)
交換してためしてみたところ満足のいく結果となりました。
ただし使用しているエンジンはGXR15。おそらくエンジン特性から少し早めに変わる設定なのでしょう。
これが改悪か改良か?HMRSには分かりませんが、
もしハイパワーエンジンに乗せかえるとすれば交換したほうがよいのでしょうね。
運転が下手だからマシンを壊すのはあたりまえ。なのですが、意外なトラブルに見舞われます。
突然マシンの様子がおかしくなりました。スピードが乗りません。
マシンをよくよく見てみるとミドルシャフトの右側ベアリングがロックし、
樹脂パーツが削れシャフトがフロントベルト方向に傾いています。
この日の走行は終了。家に帰りマシンをばらします。さてどうしたものか?
たまたま京商のHPを覗いていたところ新製品情報にこんなパーツが載っていました。
VZW112 アルミミドルシャフトマウント。 導入決定です。
つなぎの処理として、樹脂パーツの削れた部分を整形し、0.3mmのプラバンを3枚差し込んで瞬間接着剤で固定。
新パーツの導入まで使用しました。
このとき VZW110 SPカーボンアッパープレート VZW111 SPカーボンフロントプレートなるものを見つけてしまい、 同時導入を決めてしまいました。